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9th frog in Dec.  師走の蛙 9匹目

師走の蛙とは、「寒ガエル」をもじった古くより伝わる大阪しゃれ言葉。学校に通い出してから医師になっての勤務先まで、北大阪から一歩も出たことがない私、井の中の蛙の独り言です。診療の合間、日々の雑感を(医療に関係ないこともふくめて)綴っていきます。

土岐教授おめでとう...

2008 5.28

同級生の土岐先生が、母校の消化器外科の教授に選ばれました。彼とは研究生時代に4年間、苦労をともにした仲なので、一報を聞いたときには、人ごととは思えないほど嬉しかったです。

先日、外科の同級生だけで集まってささやかなお祝いの会を催しました。友だちというのは有り難いもので、皆の顔が揃えば20年前にタイムスリップします。土岐先生も教授選のあれこれ、裏側についても忌憚なく喋ってくれました。いろいろと興味深い話もあったのですが、オフレコの話も多いのでここでは割愛しておきます。

国立浪速大学、医学部の外科教授選、といえば、あの「白い巨塔」を思い浮かべる方も多いでしょう。ちょうど私たちが医学部を受験する冬に、テレビで田宮二郎版「白い巨塔」が放映されていました。実際はあそこまでドロドロしたものではなく、サラリーマン人事と同じで上司や周囲の評価がものをいうようです。ただ彼の業績、人格が教授にふさわしい、と評価されるのは(友人の贔屓目でなく)当然だと思います。

いまは外科医志望者が大変少なく、将来の外科診療が危機的になることが叫ばれています。たいへんな時代に大きな教室の舵取りをまかされたわけで、彼の苦労は並大抵ではないと思います。同級生みなでサポートしていくことを確約しました、体にはじゅうぶんに気をつけて、彼の頑張りが実を結ぶことを願って止みません。

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