12th frog in Dec.　 師走の蛙　12匹目

師走の蛙とは、「寒ガエル」をもじった古くより伝わる大阪しゃれ言葉。学校に通い出してから医師になっての勤務先まで、北大阪から一歩も出たことがない私、井の中の蛙の独り言です。診療の合間、日々の雑感を（医療に関係ないこともふくめて）綴っていきます。

橋下徹知事は...

2008 6.21

橋下徹知事は最年少の都道府県知事らしいです。大阪はなんでも新しいものが好きな土地で、そういえば太田房江前知事も「初の女性知事」でした。

彼は高校のうーんと後輩になります。彼がラグビー部で花園に出たときは、栗山選手というジャパンの候補にも挙がった快速ウイングがいまして、ちょっとした騒動になりました。戦後間もない頃には、花園で優勝した歴史をもちます（甲子園でも野球部が優勝したことあり、時代ですね）。

余談ですが、彼の対立候補の梅田氏も高校の１０年先輩ですし、熊谷氏も母校（大学）の元教授でした。そういう意味では、私にとっては妙に興味深かった知事選でもありましたが。

知事になってからも、いろいろと人の耳に痛い提案をして各所で猛反発をうけています。ただ私が考えるに、議論する上でハードとソフトがゴチャゴチャになっているように思います。

たとえばワッハ上方。もちろん、こういう施設はあったほうが良いのは間違いないでしょうし、大阪の地で、お笑いの部門を削る反発は、府知事も当然わかっていたことと思います。ただ、そういう事業を税金を使って赤字を出しながらしなければ続けなければならないのかどうか、ということでしょう。

どんな事業もそこに関わる人たちから反発を受けるのは当然です。それでも危機的状況にある大阪府財政を立て直す上で、とくにハコ物などのハードの部分は切り捨てるべきところは切り捨てるべきかも知れません。ただ、ソフト面での弱者救済は今後とも継続してもらいたい、と思います。